【9月13日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するロータス(Lotus F1 Team)のエリック・ブーリエ(Eric Boullier)代表は12日、キミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)のフェラーリ(Ferrari)復帰が決まったことを受け、後任の選定のため、数人のドライバーと交渉を始めていることを明らかにした。

 ライコネンについてはフェラーリが11日、来季から契約期間2年でチームドライバーを務めると発表しており、ブーリエ代表はその穴を早急に埋めるべく、活発な動きを見せている。

 ブーリエ代表は、野心を持つドライバーにとってロータスは魅力的な選択肢だと確信しており、後任候補にはライコネンに代わってフェラーリを去るフェリペ・マッサ(Felipe Massa)、ザウバー(Sauber)のニコ・ヒュルケンベルグ(Nico Hulkenberg)、フォースインディア(Force India)のポール・ディ・レスタ(Paul di Resta)らの名前が挙がっている。

 ブーリエ代表は「今は数名と話をしている。もうすぐ決まるだろう」とコメントした。

「われわれは特別な地位にいる。参戦しているチームの中で最も魅力的であり、しかもシートが空いているのだからね」

「だから慌てて誰かの名前を発表することはないし、チームとその将来にとって、何がベストかをしっかり判断して決めるつもりだ」

 2009シーズン終了後にフェラーリを離れたライコネンは、その後2年間の世界ラリー選手権に参戦し、2012年シーズンからロータスでF1に復帰していた。

 そして2007年シーズンの年間王者に輝いた実績を持つライコネンは、昨季のアブダビGP(Abu Dhabi Grand Prix 2012)と今季の開幕戦オーストラリアGP(Australian Grand Prix 2013)で表彰台のトップに立ち、チームに勝利をもたらしている。(c)AFP