【9月3日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するレッドブル(Red Bull)は2日、マーク・ウェーバー(Mark Webber)の後任として、2014年シーズンからダニエル・リチャルド(Daniel Ricciardo)がセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)と共にチームのドライバーを務めると発表した。

 ウェーバーの後任をめぐるレースでは、現在トロ・ロッソ(Torro Rosso)に所属している24歳のリチャルドと、元世界チャンピオンでロータス(Lotus F1 Team)に所属するキミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)が候補に挙がっていた。しかし、8月の時点でライコネンとの話し合いは終わりを迎え、オーストラリア人ドライバーのリチャルドが後継者の座を射止めた。

 レッドブルのクリスチャン・ホーナー(Christian Horner)代表は声明で「ダニエルがチームのドライバーに就任することを発表できるのは大変喜ばしい」と語っている。

「非常に才能豊かな若者であり、全力を傾け、素晴らしい姿勢で臨めるドライバーである。最終的にダニエルを選んだのは理にかなった選択だ」

 2008年からレッドブルがスポンサーについているリチャルドは、昨年、トロ・ロッソのドライバーに就いてからは通算41レースに出場し、合計21ポイントを獲得している。

 ベッテルは、イタリアに拠点を置く姉妹チームのトロ・ロッソから2009年に英国に拠点を置くレッドブルに移籍しており、リチャルドも同じ道筋をたどることになった。

 37歳のウェーバーは今季限りでF1を引退し、モータースポーツで新たなるキャリアを追求することを表明している。(c)AFP