【8月19日 AFP】13-14スペイン1部リーグは18日、第1節の試合が各地で行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)は2-1でレアル・ベティス(Real Betis)に勝利した。

 勢いのあるベティスに大いに苦しめられたレアルだったが、新加入のイスコ(Isco Alarcon)が後半41分にヘディングシュートを決めて逆転勝利を挙げ、カルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督の初陣で勝ち点3を手にした。

 敵地に乗り込んだベティスは素晴らしい形で試合に入り、前半14分にホルヘ・モリーナ(Jorge Molina)が順当に先制点を挙げた。セドリック・マブワティ(Cedric Mabwati)がレアルのセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)を抜き去って中央へ折り返すと、モリーナがゴールへ流し込んだ。

 しかし、レアルも徐々にではあるが着実にペースをつかみはじめ、前半の半ばにイスコのパスを受けたカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)が同点ゴールを決めた。

 その後、ベティスはノサ・イギエボル(Nosa Igiebor)のヘディングシュートで、レアルはクラブで出場200試合に達したクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)のペナルティーエリア端からのシュートでともにゴールに迫ったが、どちらもクロスバーを叩いた。

 ノサは後半26分にも勝ち越し点の絶好機を迎え、ゴール正面約10メートルから完全にノーマークでヘディングシュートを放ったが、シュートはバーの上を越えた。

 試合時間残りわずかになったところで、レアルはマルセロ(Marcelo Vieira Da Silva Junior)がクロスを入れると、イスコがこれに走り込みながら頭で合わせてGKステファン・アンデルセン(Stephan Andersen)を破り、ベティスは得点機を逃し続けた報いを受けることになった。

 イスコは試合後、テレビ局カナルプリュス(Canal Plus)に対し「勝てたことが何よりすごくうれしい。ヘディングでゴールを決めたのは初めて」とコメントした。

「ベティスに少し驚かされたのは確かだけど、これはリーグの開幕戦。改善点はたくさんあるけど、まだ始まったばかりなんだ」

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