【8月1日 AFP】歌手のリアーナ(Rihanna)が31日、英ファッションチェーンで英起業家のフィリップ・グリーン(Philip Green)氏が経営する「トップショップ(TOPSHOP)」に勝訴した。リアーナは、写真を許可なく使用したTシャツを販売されたとして、本名のRobyn Rihanna Fentyとして訴訟を起こしていた。トップショップは、リアーナ公認の商品に見せかけたつもりはないとしてリアーナの主張を否定していた。

 裁判官のColin Birss氏はロンドン(London)の高等法院で開かれた裁判で、「相当数の」消費者が、Tシャツはリアーナの許可を得て販売されたものだという「誤った思い込み」をさせられ、「トップショップ」の行動はファッション業界におけるリアーナの評判を落としかねない、と述べた。

 リアーナは、問題の商品が2011年から2012年初頭にかけ「リアーナ・タンクトップ(Rihanna Tank)」という商品名で販売されていたが、法的な異議申し立てを行った後は「ヘッドスカーフ ガール・タンクトップ(Headscarf Girl Tank)」、「アイコン・タンクトップ(Icon Tank)」と名前を変えて販売され続けていたと主張。裁判官は31日に公開された判決書では損害賠償については触れなかった。

 リアーナは今年2月に英ブランド「リバーアイランド(River Island)」とコラボレートして、ブラトップやスリットドレス、サイハイブーツなどをフィーチャーしたコレクションを展開していた。その際リアーナは自分のコレクションを手がけることは「夢が叶う」ことだと語っていた。(c)AFP