【7月30日 AFP】米首都ワシントンD.C.(Washington D.C.)の警察は29日、リンカーン記念堂(Lincoln Memorial)など市内3か所の有名な建造物に緑色のペンキをかけたとして、容疑者の女を逮捕した。警察が同日、AFPに明らかにした。詳細はわかっていない。

 リンカーン記念堂では26日、エーブラハム・リンカーン(Abraham Lincoln)大統領の座像が前日夜から同日未明までの間に緑色のペンキで汚されたのが見つかっていた。

 さらに、米スミソニアン協会(Smithsonian Institution)によると、29日には国立公園ナショナルモール(National Mall)にある同協会本部前のジョセフ・ヘンリー(Joseph Henry)初代会長のブロンズ像に、緑色のペンキがかけられているのが見つかった。

 米国聖公会(Episcopal Church)も同日、ワシントン大聖堂(Washington National Cathedral)内の2つの礼拝所でも緑色のペンキでの汚損が見つかったことを明らかにした。

 リンカーン記念堂では現在もペンキの除去作業が続けられており、当局関係者は「作業は数日かかる」と報道陣に話している。(c)AFP