【7月17日 AFP】スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)を率いるティト・ビラノバ(Tito Vilanova)監督は16日、ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)前監督のクラブに対する批判を否定した。

 現在バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)で指揮を執るグアルディオラ前監督は、先日行われた記者会見で、ビラノバ監督の病気を利用して自分を攻撃したとして、FCバルセロナのサンドロ・ロセール(Sandro Rosell)会長を批判していた。

 FCバルセロナ退団後は米ニューヨーク(New York)に滞在していたグアルディオラ前監督は、がん治療のため同地を訪れたビラノバ監督を見舞わなかったとされているが、グアルディオラ監督はこれを否定している。

 ビラノバ監督はこの日行われた記者会見で、「ペップは間違いを犯したと思う。そして、私は彼の発言に驚いた。クラブが彼を攻撃するために私の病気を利用したとは思わない」と述べた。

 ビラノバ監督は最初にニューヨークを訪れた際、グアルディオラ前監督と会ったことを明かしているが、その後は手術などで2か月間ほど滞在したものの、同監督と会う機会はなかったとしている。

「それは私の責任ではない。彼は私の友人であり、私は彼を必要としていた」

 グアルディオラ前監督は先週、「私を陥れるためにティトの病気を利用したことは決して忘れない」と怒りをあらわにし、メディアの論争を巻き起こした。

 FCバルセロナを率いていたグアルディオラ前監督の下でアシスタントコーチを務めていたビラノバ監督は、12-13シーズンからチームの指揮を執り、リーグ史上最高の成績で優勝を飾った。(c)AFP