【7月5日 MODE PRESS】モデルのジョーダン・ダン(Jourdan Dunn)は7月1日、パリで行われた「クリスチャン ディオール(Christian Dior)」13/14年秋冬オートクチュールコレクションのショーに出演する予定だったが、その豊満な胸を理由に出演を断られた。

 彼女はツイッター(Twitter)に、「たったいま胸のせいでディオールのショー出演を断られちゃった!(笑)ファッション大好き!」とつぶやいた。

 ジョーダンはファッション業界で成功している数少ない黒人モデルの一人だが、肌の色が理由でランウェイの出演を断られることが少なくないと明かした。「普段は肌の色を理由に出演を断られるから、胸のせいで断られるのは珍しいわね」と付け加えた。

 「ディオール」はつい最近、モデルの人選が偏っていると批判を受けたばかり。関係者によると、2012年4月にラフ・シモンズ(Raf Simons)がクリエイティブ・ディレクターに就任して以降、ほぼ白人のモデルしか起用していないという。

 ジョーダンこそショーには出演しなかったが、批判を沈めるためか、1日のショーではアレック・ウェック(Alek Wek)、Grace Mahary、ジョアン・スモールズ(Joan Smalls)、Maria BorgesKelly MoreiraYasmin Warsameなど複数の黒人モデルがランウェイに登場した。

 ジョーダンは2008年、「プラダ(PRADA)」にとって10年ぶりとなる黒人のショーモデルとして起用されるなど、数々のファッションブランドが多様性を探るなか、名実ともに人気が高い。(c)Bang Showbiz/MODE PRESS