【5月18日 AFP】北朝鮮を訪問していた飯島勲(Isao Iijima)内閣官房参与は18日午後、帰国した。

 NHKをはじめとする日本のメディアは、飯島氏が16日に金永南(キム・ヨンナム、Kim Yong-Nam)最高人民会議常任委員長と会談したと報じたが、その内容は明らかになっていない。

 飯島氏の訪朝は、核実験とミサイル発射実験後に米韓との関係が冷え込んだ北朝鮮が、対日関係改善を図っているのではないかという臆測を呼んだ。

 NHKによると、飯島氏は帰国の途上、経由地の北京(Beijing)で報道陣に対し、この件について一切インタビューは受けないと語った。
 
 時事通信(Jiji Press)は18日、安倍晋三(Shinzo Abe)首相が同日、「拉致問題は安倍政権のうちに解決しなければならない問題だ。全ての被害者の家族がお子さんたちをしっかり抱きしめることができる日が来るまで私の使命は終わらない」と述べたと報じた。(c)AFP