【4月23日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するレッドブル(Red Bull)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)が22日、ロシア・黒海(Black Sea)沿岸のソチ(Sochi)に建設中のサーキット訪問し、好印象を受けたと語った。

 全長5872メートルのサーキットは2014年開催予定のロシアGP(Russian Grand Prix 2014)に向け建設され、同年7月の完成予定となっている。2014年に同地はソチ冬季五輪の会場となる。

 元F1ドライバーのデビット・クルサード(David Coulthard)氏とともに視察を終えた後、ベッテルは取材陣に対し、「サーキット建設のために選ばれた場所は素晴らしいね。もちろん、細かな点は実際にマシンを走らせてみなければわからないけれど、設計図を見ると面白くてなかなか複雑なコースになりそうだね」とコメントした。

 21日の第4戦バーレーンGP(Bahrain Grand Prix 2013)で今季2勝目を挙げたベッテルは、このサーキットをテスト走行する日が待ち遠しいと付け加えた。

「このサーキットは五輪の競技会場が点在している中に建設されている。ここのコーナーはとてもタイトだし、ソチ・サーキットは特徴的なものになるだろう」

 クラスノダール(Krasnodar)地方のニコライ・ブトルラーキン(Nikolai Buturlakin)副知事は、初開催となるロシアGPで10万人の観客の入場を見込んでいるとしている。(c)AFP