【4月19日 AFP】スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)に所属するリオネル・ メッシ(Lionel Messi)が、ローマ・カトリック教会のフランシスコ(Francis)法王に自身のサイン入りユニフォームを献上したことを、ローマ法王庁(バチカン)の司法当局が17日、明らかにした。

 メッシのサイン入りグッズは多くのサッカーファンが欲しいと思うものだが、その幸運を法王が手にした。

 バチカンの発表によると、4度の世界最優秀選手「FIFAバロン ドール(FIFA Ballon d'Or)」受賞に輝いているアルゼンチン出身のメッシは、同じくアルゼンチン出身の法王に宛てて、「親愛の情をこめて」というメッセージとサインが手書きされたユニフォームを贈ったという。

 サッカー好きとして知られる法王がサイン入りユニフォームを贈られるのはこれで3度目。15日にはスペインのマリアノ・ラホイ(Mariano Rajoy)首相が、選手全員のサインが書かれたスペイン代表のユニフォームを法王に献上した。

 また3月に行われた就任式の直後には、アルゼンチン1部リーグのサン・ロレンソ(San Lorenzo)が「フランシスコ法王に祈りを。そしてチームにも祈りを」というメッセージが書かれたユニフォームを、南米出身として初めて選出された法王に贈っている。

 法王は長年に渡りアルゼンチンでは5本の指に入る強豪である、ブエノスアイレス(Buenos Aires)のサン・ロレンソを応援しており、バチカンのサンピエトロ広場(St Peter's Square)に集まった同クラブのサポーターに向けて親指を上げる仕草を見せたほど熱心なファンとして知られる。(c)AFP