【3月29日 MODE PRESS】2011年5月にリニューアルオープンした、「SHISEIDO THE GINZA」。1階の「ビューティ-マルシェ」では、資生堂が保有する国内向けブランドやグローバルブランドなどほとんどのブランドを取り揃える。商品を自由に手に取りながら選ぶことができ、化粧水や美容液など各ジャンルに特化したプロフェッショナルたちが、悩みに応じてサポートしてくれる。また、タッチパネル式の情報端末を使い、自身の画像と商品情報を組みあわせ、口紅やアイシャドーなども実際に試し塗りしたようにバーチャルで楽しめる「ミライミラー」もある。そんなコンテンツの沢山詰まったSHISEIDO THE GINZAで、店長の吉田聖子さんに、昨年度の化粧水売れ筋ベスト5を聞いた。

1位は、ベネフィーク リニュー ローション(医薬部外品)。

和漢植物エキス配合の化粧水で、はりと弾力のあるなめらかな肌へ導く、エイジングケアに優れた製品。深紅のシンプルなボトルが、アジアからの客層にも人気。同シリーズ製品を洗顔料、化粧水、乳液など全アイテムまとめ買いしていく人も多い。価格は、200ml・5775円(税込)。

2位は、ザ・ギンザ コスメティックス エナジャイジングローション。

化粧品という概念を超え、本質的な美しさや豊かさとは何かを追求し続けるスキンケアブランドとしてスタート。次世代のテクノロジーと、生命の根源的なエナジーを融合、肌の細胞力に着目した、あらたなアプローチによって満ち足りた実感を得られるプレミアな製品。「限られた店舗でのみ取り扱っているため、こちらの製品を目当てに同店に訪れるお客様も大勢いらっしゃいます。またシーズンや肌タイプを選ばない商品なので、リピーターの多い製品でもあります」と吉田店長。価格は、200ml・1万8900円(税込)。

3位は、ベネフィーク NT ローション。

和漢植物配合の最先端技術により、いきいきとした美しさがめぐる状態へ肌を導き、うるおいに満ちた透明感のある状態を実現してくれる同シリーズ。1位のベネフィーク リニューシリーズよりも、若い20代女性が実際の客層。価格は、200ml・4200円(税込)。

4位は、資生堂 ベネフィアンス Wレジスト24 バランシングソフナーエンリッチド

コクのある使用感を求める経験豊かな女性にぴったりの同シリーズ。なかでも、特に乾燥が気になる人にから支持されているアイテム。年齢とともに気になる肌の変化と向き合い、さまざまな外的環境から肌をしっかりガードし、ゆるぎないなめらかさを肌に届けてくれる。価格は、150ml・5,250円。

5位は、エリクシール シュペリエル リフトモイスト ローションⅡ。

CMでもおなじみの同シリーズは、やはりどの店舗でも人気が高い。長年身近な存在として愛されているブランドでもあり、気軽に立ち寄って購入する人が多い。乾燥・ハリのなさ・キメの荒さなど複合的な肌の悩みに対応してくれるオールマイティな化粧水という点も人気の理由。また、肌に塗布したときの、なめらかな感触や心地よいアクアフローラルの香りも支持されつづける理由のひとつ。価格は、170ml・3150円

番外編:オイデルミン(N)。
1897年に誕生した、資生堂製品の原点といえる化粧水は、そのデザインからインテリア感覚で購入する客が絶えない。また、懐かしいという理由から購入していく年配の層まで幅広く支持され続ける伝説的な商品。価格は、200ml・525円。

 昨年創業140周年を迎えた資生堂は、さまざまな時代背景を経てもなお、永続的なブランド価値と商品を世に送り出し、日本女性を「一瞬も 一生も 美しく」していく努力を惜しまない革新的企業として、いまや日本の歴史において欠くことのできない存在だ。昨年の一昨年に、新しく生まれ変わったSHISEIDO THE GINZAが、「資生堂」ブランドのこれから先140年を支えるひとつの大きなカギであることは間違いない。日々、ひっきりなしにお店を訪れる国籍豊かな客層と、彼らの目の奥にある資生堂ブランドへの信頼心は、今後どのような時代背景が巡ってきても、簡単に崩れることはないだろう。【岩田奈那】(c)MODE PRESS