【3月29日 AFP】ボクシング、WBCウェルター級暫定王者のロバート・ゲレーロ(Robert Guerrero、米国)が28日、飛行機内に弾が装填されていない拳銃を持ち込もうとしたとして逮捕された。ゲレーロは5月4日にフロイド・メイウェザー・ジュニア(Floyd Mayweather Jr.)と同ウェルター級のタイトルマッチを控えている。

 米紙ニューヨーク・デーリー・ニューズ(New York Daily News)と米スポーツ専門ケーブルテレビ局ESPNの報道によると、30歳の誕生日を迎えた翌日、ゲレーロはネバダ(Nevada)州ラスベガス(Las Vegas)行きの飛行機に搭乗するため訪れたニューヨーク(New York)州のジョン・F・ケネディ国際空港(John F. Kennedy International Airport)で拳銃所持の容疑で逮捕された。

 「ザ・ゴースト」の異名を持ち、31勝1敗1分け(18KO)の対戦成績を残すゲレーロは、無傷の43勝(26KO)を誇るメイウェザーとの米国人同士によるタイトルマッチに臨む予定となっている。

 元IBFスーパーフェザー級王者のゲレーロは、昨年11月にWBC世界ウェルター級タイトルマッチでアンドレ・ベルト(Andre Berto)を3-0の判定勝ちで下し、防衛を果たしている。

 報道によると、ゲレーロはタイトルマッチのペイ・パー・ビューの宣伝のためインタビューを受けるなど数日ニューヨークに滞在した後、ラスベガス行きの便に搭乗するところで弾の入っていない拳銃を機内に持ち込もうとしたという。

 ゲレーロは拳銃を所持している旨を空港のカウンターで申し出たと警察に話した伝えられているが、この申告したがきっかけで当局に通報された。ESPNの報道によると、ゲレーロは地元州内では拳銃所持を許可されているものの、ニューヨーク州内での所持許可証を持っていなかった。(c)AFP