【2月28日 AFP】サッカーフランス杯2012-13(French Cup 12-13)は27日、11回戦が各地で行われ、 パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は2-0でオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)を下し、準々決勝に進出した。

 前半34分、ズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)のゴールでPSGが先制すると、後半19分にはペナルティーエリア内で倒されたイブラヒモビッチがPKを決め、2得点を挙げる活躍を見せた。PSGに新加入したデビッド・ベッカム(David Beckham)はこの試合で初めて先発出場を果たし、随所に効果的な動きを見せた。

 PSGは24日に行われたリーグ戦でも本拠地パルク・デ・プランス(Parc des Princes Stadium)にマルセイユを迎えて2-0と勝利しており、わずか4日間で同じ対戦相手に2勝を挙げた。拮抗した展開となった24日に比べて、この試合は終始PSGがペースを握っていた。

 この勝利でPSGはクラブ史上初のリーグ戦と国内カップ戦の2冠へ望みをつないだ。また、この試合は元イングランド代表のベッカムの先発出場が確約されていただけあって世界中で注目を集めていた。

 PSGのカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督は、「ベッカムは普段通り、良いプレーをしていた。日曜日(24日)の試合より良くなっていた。マルセイユは戦術を変えて臨んできたが、むしろ私たちにとってはボールを支配しやすかった。積極性において上回っていたし、試合をよくコントロールできていた」と試合を振り返った。(c)AFP/Andy Scott