【2月25日 AFP】イスラエル当局に拘束されていたパレスチナ人が23日に死亡したことについて、パレスチナ自治政府のイッサ・カラケ(Issa Qaraqe)政治犯担当相は24日、このパレスチナ人は拷問によって死亡したとの見方を示した。これに先だってイスラエル側は、このパレスチナ人の死因を心臓発作だとしていた。

 死亡したのはアラファト・ジャラダット(Arafat Jaradat)容疑者(30)。2012年11月に投石してイスラエル人1人を負傷させた容疑でイスラエルの治安機関シンベト(Shin Bet)によって今月18日に逮捕されていた。

 カラケ政治犯担当相は記者会見で、検視に立ち会ったパレスチナ人医師の話として、胴体に骨折があり、顔に傷が見られたが心臓の状態は良好であったことから、拷問を受けたことが明らかになったと述べた。(c)AFP