【2月10日 AFP】内戦状態が続くシリアでは、国外に逃れる人が増え続けており、その数は1日当たり約5000人に達している。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が8日に発表したところによると、避難した人の総数は、ここ1か月で25%増加した。

 避難先は周辺諸国が中心で、レバノンに約26万1000人、ヨルダンに約24万3000人、トルコに約17万7000人、イラクに約8万5000人が避難している。国連(UN)によれば、2011年3月に政権側と反体制派の戦闘が始まって以降の死者数は、すでに6万人を超えた。(c)AFP