【2月1日 AFP】米歌手ビヨンセ(Beyonce)が1月31日、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領2期目の就任式での米国歌独唱は録音テープだったと認めた。

 米ニューオリーンズ(New Orleans)州ルイジアナ(Louisiana)で行われた第47回スーパーボウル(Super Bowl XLVII)の記者会見で明らかにしたもので、スーパーボウルのハーフタイムショーでは生の声で歌うと断言した。

 記者会見場に現れたビヨンセは、報道陣に「立ってもらっても構わないかしら?」と起立を求めると、米国歌をアカペラで歌い始めた。その後、ビヨンセは記者からの質問に応じ、「(3日のスーパーボウルでは)必ず生で歌う。十分にリハーサルもしたし、絶対にライブで歌います。そのために私は生まれてきたのだから」と宣言した。

 またビヨンセはワシントンD.C.(Washington D.C.)で1月21日に行われたオバマ大統領の就任式での米国歌「口パク」疑惑にも触れ、「私は、いつも生で歌っている。けれど就任式は、スーパーボウルの準備があったので残念ながらオーケストラ(米海兵隊の音楽隊)とのリハーサルができなかった」と釈明。さらに、大統領就任式のような重要式典では、不測の事態に備えて事前録音を用いることは一般的だと続け、自身も「事前に録音した音声に合わせて歌った」と認めた。(c)AFP