【1月28日 AFP】同性婚合法化法案の議会提出を2日後に控えた仏パリ(Paris)で27日、同性婚を支持する人々がデモ行進を行った。

 27日に行われたデモはジャンマルク・エロー(Jean-Marc Ayrault)首相が支持を表明。先の大統領選挙では、フランソワ・オランド(Francois Hollande)大統領も同性婚の合法化を公約として掲げていた。

 法案については、中道右派政党やカトリック教会、500万の人口を持つ国内のイスラム社会から反対の声が上がっている。2週間前の13日には同性婚ならびにLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)による養子縁組に反対する数十万人が同法案への抗議デモを行った。

 27日のデモ参加者は警察発表で12万5000人、主催者側の発表では40万人で前回よりも増えたが、13日の法案反対デモの参加者数には及ばなかった。

 反対派が数か月にわたって抗議デモを展開してきたにも関わらず、世論調査では賛成の声が常に反対を上回っている。ただ養子縁組に関しては意見が二分しているという。(c)AFP/Julie CHARPENTRAT