【1月21日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2013)は20日、男子シングルス4回戦が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は1-6、7-5、6-4、6-7、12-10で第15シードのスタニスラス・ワウリンカ(Stanislas Wawrinka、スイス)を破り、準々決勝に進出した。

 前年王者で世界ランク1位のジョコビッチは、勇敢に立ち向かって来るワウリンカに苦戦を強いられながらも5時間2分におよぶフルセットマッチを制した。試合が終わったのは、現地時間午前1時41分だった。

 男子テニスの国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup)でロジャー・フェデラー(Roger Federer)のダブルスのパートナーを務めるワウランカは、104分を費やした最終セットでジョコビッチを窮地に追い込むなど、キャリア最高といえるプレーを披露した。

 2006年以降の直接対決で10連敗を喫しているワウリンカだが、この試合では69本のウィナーと、7本のサービスブレークを記録し、全豪3度の優勝を誇るジョコビッチを苦しめた。

 しかし最終的にはジョコビッチが勝利を収め、15大会連続となる四大大会(グランドスラム)ベスト8入りを果たした。また、ジョコビッチはフルセットまでもつれた試合の通算成績を18勝6敗としている。

 立て直しが必要となったジョコビッチは、22日に行われる準々決勝で第5シードのトマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)と対戦する。(c)AFP