【11月23日 AFP】オーストリア・ウィーン(Vienna)の裁判所は22日、元夫と交際相手の男性を殺害し遺体をバラバラに切断して隠した容疑で起訴された女に対し、精神科施設へ送致し終身刑とする判決を下した。

  「アイスクリーム殺人事件」の異名で呼ばれるこの事件は、Goidsargi Estibaliz Carranza Zabala被告が2008年に元夫を、2010年に当時の交際相手の男性を銃で殺害し、遺体をチェーンソーで切断した後コンクリート詰めにして、経営するウィーン市内のアイスクリーム店の冷凍庫に隠したもの。2011年6月に冷凍庫に点検が入って事件が発覚し、被告はイタリアまで逃走したが数日後に逮捕された。

 逮捕時に妊娠2か月だった被告は、今年1月に出産。3月にこの子どもの父親と拘置所で結婚したが、生まれた子どもはすぐに被告から引き離され、報道によれば現在は被告の両親がスペイン・バルセロナ(Barcelona)で育てているという。(c)AFP