【11月8日 AFP】男子テニス、ATPワールドツアー・ファイナル(ATP World Tour Finals)の主催者は7日、同大会が2015年まで英ロンドン(London)で開催されると発表された。

 ATPのシーズン最終戦であるツアー・ファイナルは、2009年に中国・上海(Shanghai)からロンドン南東にあるO2アリーナ(O2 Arena)に会場を移して以来、大きな成功を収めてきた。

 主催者側は当初2013年までの5年契約をロンドン側と結んでいた。しかし、これまで多くの試合が満員の観衆の中で行われ、選手側からも絶大な支持を受けているため、2年間の契約延長を行うことに合意した。一方で、ブラジルのリオデジャネイロ(Rio de Janeiro)が次の開催候補地に興味を示している。

 5日に開幕した2012年のツアー・ファイナル(ATP World Tour Finals 2012)では、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)が通算7度目の優勝を狙っている。

 ツアー・ファイナルは過去42年間、東京(Tokyo)、米ニューヨーク(New York)、オーストラリア・シドニー(Sydney)など異なる14の開催地で行われ、フェデラー、ジョン・マッケンロー(John McEnroe、米国)氏、ピート・サンプラス(Pete Sampras、米国)氏、ボリス・ベッカー(Boris Becker、ドイツ)氏など伝説の名プレーヤーが優勝を収めてきた。(c)AFP