【11月8日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ2012-13(UEFA Champions League 2012-13)は7日、グループリーグ第4節の試合が各地で行われ、グループGのセルティック(Celtic)は2-1でFCバルセロナ(FC Barcelona)に勝利した。

 本拠地セルティック・パーク(Celtic Park)でセルティックは、今季無敗を誇っていたFCバルセロナを下し、欧州中に衝撃を与えた。

 セルティックは前半21分にビクター・ワニアマ(Victor Wanyama)が先制ゴールを決め、FCバルセロナの本拠地カンプ・ノウ(Camp Nou Stadium)で行われた第3節の試合内容をほうふつとさせるかのようにリードを奪った。

 クラブ記録を更新する快進撃でリーガ・エスパニョーラ1部の首位に立ち、チャンピオンズリーグのグループステージではここ3シーズン黒星を喫したことがなかったFCバルセロナは、高いボール支配率を残したもののゴール前での精彩を欠き、前半はリオネル・メッシ(Lionel Messi)のシュートがクロスバーに、アレクシス・サンチェス(Alexis Sanchez)がヘディングシュートがゴールポストに阻まれ、得点に繋げることができなかった。

 後半に入ると、セルティックの守護神フレーザー・フォースター(Fraser Forster)が勇敢な守りを見せ、FCバルセロナのメッシとサンチェスの更なる攻撃を防いだ。

 ごくわずかなチャンスしか訪れなかったセルティックだったが、途中出場した10代のアンソニー・ワット(Anthony Watt)が後半38分にゴールネットを揺らし、自身のチャンピオンズリーグデビュー後わずか11分でセルティックのリードを広げた。ロスタイムにメッシが1点を挙げてFCバルセロナの望みをつなげたが、セルティックは6日に迎えたクラブ創設125周年を勝利で祝った。

 カンプ・ノウでロスタイムに逆転ゴールを決められた前節のリベンジを果たしたニール・レノン(Neil Lennon)監督率いるセルティックは、グループ首位に立つFCバルセロナと2差の勝ち点7で2位につけている。20日に行われる第5節のベンフィカ( Benfica)戦で1-1の引き分けか、それ以上の結果を手にすれば、セルティックの決勝トーナメント進出が決定する。(c)AFP/Alistair Watson