【11月6日 AFP】仏ラグジュアリーグループPPRは5日、ニコラ・ゲスキエール(Nicolas Ghesquiere)が11月30日付けで「バレンシアガ(Balenciaga)」のクリエイティブ・ディレクターを退任すると発表した。退任の理由は明かされていない。
 
 現在41歳のゲスキエールは、1997年から15年にわたり「バレンシアガ」のデザインを手がけ、ブランドを国際的な成功に導いた。退任の衝撃 はファッション界に広がり、ゲスキエールの名はツイッター(Twitter)上で“話題のワード”になった。

 「バレンシアガ」を傘下に置くPPRのフランソワ・アンリ=ピノー(Francois-Henri Pinault)会長兼CEOは「ニコラは比類なき創造的才能をもって『バレンシアガ』の芸術面に貢献した」とコメント。

 ブランドの公式ツイッターアカウントは「クリストバル・ バレンシアガの価値と創造性を呼び戻してくれたニコラに感謝します」と感謝のメッセージを投稿。

 ゲスキエールの後任は、現在未定。米紙ウォールストリート・ジャーナル(Wall Street Journal)のファッション記者Meenal Mistryは「ファッション業界に空いた大きな穴を誰が埋めることができるのでしょうか?」とツイッターに投稿した。(c)AFP