【11月2日 AFP】スイス税関は10月31日、口紅やライターに偽装された中国製の催涙スプレー約500個をジュネーブ(Geneva)空港で押収したと発表した。電子機器の名目で中国からスイスの商社に宛てて送られた荷物を不審に思った税関職員が開封したところ、カラフルなライターや口紅ケースが出てきた。全て偽装した催涙スプレーだったという。

 現在、押収した催涙スプレーの1個当たりの催涙ガスの量や毒性などを調査しているという。スイス税関によると、ライター式の催涙スプレーがスイスで見つかった例は初めて。スイス国内で違法に販売する目的だったとみられる。スイスでは唐辛子スプレーは合法だが、その他の催涙ガスの使用は認められていない。(c)AFP