【10月31日 AFP】英ロンドン警視庁は30日、28日に行われた12-13イングランド・プレミアリーグ第9節、チェルシー(Chelsea)対マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)戦で、主審が人種差別的な発言をしたとの疑いで捜査を開始したと発表した。

 ロンドン警視庁は、チェルシーの本拠地スタンフォード・ ブリッジ(Stamford Bridge)で行われた試合を裁いたマーク・クラッテンバーグ(Mark Clattenburg)主審による差別的発言疑惑の捜査を行っていると明かした。この試合でチェルシーは2選手が退場処分となり、2-3で敗れた。また、地元警察官がチェルシーとイングランドサッカー協会(Football AssociationFA)と連絡を取り合っているが、両者とも捜査に協力的であると発表した。

 クラッテンバーグ氏は、チェルシーの両MF、ナイジェリア出身のジョン・オビ・ミケル(John Obi Mikel)とスペイン出身のフアン・マヌエル・マタ(Juan Manuel Mata)に対して「不適切な発言」を行ったと告発されている。

 37歳のクラッテンバーグ氏は、FAによる調査が行われている1週間の間謹慎となっている。捜査には全面的に協力すると述べているものの、疑惑については否定していると伝えられている。(c)AFP