【9月29日 AFP】ネパール首都カトマンズ(Kathmandu)の空港で28日朝、同国シータ航空(Sita Air)の小型旅客機が離陸直後に墜落し、乗員乗客19人全員が死亡した事故で、鳥との衝突が墜落の原因の可能性があることが同国の航空当局の発表で分かった。

 地元警察によると、事故を起こした双発プロペラ機はエベレスト(Everest)登山の玄関口となっているルクラ(Lukla)へ向けて離陸した直後の現地時間6時30分(日本時間9時45分)に墜落。機内には登山などのため同国を訪れていた英国人7人や中国人5人のほか、ネパール人7人が搭乗していた。

 トリブバン(Tribhuvan)国際空港の関係者によると、墜落の原因はまだはっきりしないものの、着陸直後に同機が通常と異なる飛行を行っていたことに気付いた管制官がパイロットに確認したところ、鳥と衝突したとの報告があったという。(c)AFP