【9月6日 AFP】イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)に所属するフランス代表のフローラン・マルーダ(Florent Malouda)が5日、自身が構想外のため本拠地スタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge)に入れず、リザーブチームに帯同していることを明かした。

 マルーダは自身のツイッター(Twitter)にユースチームのクラブハウスの写真を添付し、「ブルーズでの最後のシーズン、俺の練習場所はここさ!」とコメントした。

 2007年に加入したチェルシーとの契約を1年残しているマルーダには、今夏にフランス・リーグ1の古巣オリンピック・リヨン(Olympique Lyon)への復帰がささやかれていたものの実現しなかった。

 また一部報道によると、マルーダはブラジル1部リーグの強豪サントスFC(Santos FC)と移籍交渉を行っていたものの、年俸面で折り合いがつかなかったため破談に終わったとされている。

 チェルシーでは過去にアンドレ・ビラス・ボアス(Andre Villas-Boas)元監督の下で構想外となったニコラ・アネルカ(Nicolas Anelka)が中国スーパーリーグ(1部)の上海申花(Shanghai Shenhua)に、アレックス(Alex)がフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain)に移籍している。

 一方、チェルシーはロベルト・ディ・マッテオ(Roberto Di Matteo)監督の下でマルーダからポジションを奪ったライアン・バートランド(Ryan Bertrand)と新たに5年契約を結んだ。

 バートランドは11-12シーズンの欧州チャンピオンズリーグ決勝でマルーダに代わって先発出場し、チャンピオンズリーグ決勝戦で大会デビューを果たした初めての選手となった。

 またバートランドは、8月に行われたフランスとの親善試合でイングランド代表初出場を果たしており、7日から始まる2014年W杯ブラジル大会(2014 World Cup)欧州予選のモルドバ戦へ向けた代表メンバーにも召集されている。(c)AFP