【8月31日 AFP】米名門ハーバード大学(Harvard University)の期末試験で集団不正行為が行われていた疑いがあり、現在125人の学生について調査していると大学当局が30日、明らかにした。

 同大学がウェブサイトで公開した情報によると、ある学部科目の期末試験で答案の多くが似通っていることに教員が気付いた。学生どうしが「不適切に協力しあったか、他の学生の答案を盗用した」可能性があるという。大学理事会による初期調査では、1クラスの答案250人以上分の「半数近く」に不正を行った疑いがみられたという。

 不正があったとみられる科目や関与した疑いのある学生の名などは明らかにされていない。

 アイビーリーグ(Ivy League)と呼ばれる米名門私立大8校で、これほど大きな試験不正行為が問題とされるのは今回が初めて。不正関与が認められた学生には1年間の停学などの処分が科せられる。(c)AFP