【8月9日 AFP】ロンドン五輪は8日、エクセル(ExCeL London)でレスリング・フリースタイル女子48キロ級決勝が行われ、小原日登美(Hitomi Obara)はアゼルバイジャンのマリア・スタドニク(Mariya Stadnyk)を下し、金メダルを獲得した。

 今回が五輪初出場となった小原は、今大会を最後に引退することを示唆しており、金メダル獲得で有終の美を飾ることになった。

 五輪では実施されない51キロ級で世界王者に6度輝き、レスリング世界選手権(FILA Senior World Wrestling Championships)での優勝回数は8回を数える小原は、2011年にトルコのイスタンブール(Istanbul)で行われた世界選手権の48キロ決勝で勝利しているスタドニクを再び退けた。

 スタドニクに第1ピリオドを奪われた小原だったが、その後は立ち直りを見せて何度もテイクダウンを奪い勝利を手中に収めると、審判から勝ち名乗りを受けた後は涙を抑えることができなかった。

 北京五輪の同種目で金メダルを獲得したカナダのキャロル・ハイン(Carol Huynh)と、米国のクラリサ・チャン(Clarissa Chun)が銅メダルを獲得した。(c)AFP