【8月7日 AFP】(写真追加)米中西部ウィスコンシン(Wisconsin)州オーククリーク(Oak Creek)のシーク教寺院で5日発生した銃乱射事件で、米連邦捜査局(FBI)は6日、容疑者が白人至上主義者グループと関係していたとみられると発表した。

 6日の記者会見でFBIミルウォーキー(Milwaukee)事務所のテレサ・カールソン(Teresa Carlson)特別捜査官は、現場で射殺されたウェード・マイケル・ページ(Wade Michael Page)容疑者(40)が捜査対象になっていることを認めた。

 カールソン特別捜査官によれば、現在ページ容疑者と白人至上主義者グループの関係を調べているが、事件発生前に同容疑者が犯行を計画していたという情報を持っていた法執行機関はなく、同容疑者に対する捜査も行われていなかったという。

 カールソン特別捜査官はまた、今回の事件は「国内テロ事件」の可能性があるとみて捜査を進めているとも述べた。国内テロ事件の定義は「社会的または政治的な目標達成のための暴力の行使」とされている。

 捜査当局は同時に、事件との関連が疑われる第2の人物の写真を公開した。茶色の短い髪をした筋肉質の白人男性で、事件当日に寺院前に集まった人だかりに加わった際に不審な行動を取っていたとされている。

 捜査当局は、ページ容疑者や第2の人物に関する情報があれば、どんなにささいなものでもよいので提供してほしいと広く一般に呼び掛けている。(c)AFP