【8月2日 AFP】ウガンダ保健省は1日、同国西部で今月初めに発生したエボラ出血熱による死者は、これまでに少なくとも15人になったと発表した。死者はさらに増える可能性が高いという。

 ウガンダ保健当局の発表によれば、キバレ(Kibaale)県カガディ(Kagadi)の国立病院で7月31日夜に2人の死亡が確認され、うち1人はエボラウイルス陽性の検査結果が出ていた女性だった。もう1人にも感染の恐れがあるが、死因はまだはっきりしていない。

 キバレ地方は今回の感染が最初に広まった地域で、首都カンパラ(Kampala)の西約200キロ、コンゴ民主共和国(旧ザイール)との国境から約50キロに位置する。保健当局によれば、同地域の医療関係者らは病院の隔離施設でエボラ患者2人と感染が疑われる16人を監視している。同地方ではさらに178人が監視対象になっているという。

 ウガンダと隣接するケニア、ルワンダ、南スーダンやタンザニアといった国々も自国民に対し、エボラ出血熱に似た症状が現れた場合は医療機関に報告するよう呼び掛けている。(c)AFP