【7月9日 AFP】国際自動車連盟(International Automobile FederationFIA)は8日、同日行われた12F1第9戦英国GP(British Grand Prix 2012)の決勝で、ピットインの際に接触事故を起こしたザウバー(Sauber)の小林可夢偉(Kamui Kobayashi)に2万5千ユーロ(約244万円)の罰金を科した。

 小林はピットストップの際にブレーキのタイミングが遅れたため停止できず、定められたピットボックスを越えて自チームのメカニック3人に接触した。

 メカニック2人がメディカルセンターに搬送されたが、いずれも打撲や親指の脱臼の軽傷で、チームのガレージで手当てを受けた1人も足の打撲で大事には至らなかった。

 小林はブレーキングが遅かったことを認め、チームに謝罪した。

「事故は僕の責任で、チームに謝罪したい。ポイント獲得を目指して攻めていかなければならない中、ピットレーンでのブレーキが間違いなく遅かった。フロントタイヤがロックして、車をコントロールできず、ピットボックスを越えてしまった。このような事故を起こして、本当に申し訳ないと思っている。ぶつかった3人のメカニックが早く良くなることを願っている」

 レースでは好走していた小林だが、この事故により20秒以上遅れて11位に終わり、ポイント獲得はならなかった。(c)AFP