【5月29日 Relaxnews】米ファストフード大手・マクドナルド(McDonald's)の成功の鍵は、各国の人々の味覚に合わせたメニュー展開にある。中国でも、マクドナルドは中国人向けのメニューを取り入れてきた。
 
 例えば、中国人が運気の上昇を願う春節(旧正月、Lunar New Year)のシーズンには、黒胡椒ソース味の牛肉とタマネギをはさんだ開運バーガーを全国のマクドナルドで販売することが恒例になっている。

 定番メニューには、(アップルパイの代わりに)タロ芋のパイ、にんにくチリソースのマックナゲット(McNuggets)がある。あずきサンデーやカップ入りのフレッシュなコーンも、中国版メニューの一部だ。
 
 香港(Hong Kong)のマクドナルドを訪れると、ほぼ誰もが鶏の手羽先を揚げたマックウイング(McWings)を食べていることに気付くが、こちらも全国的な人気メニューだ。

 ユニークな試みとして、マクドナルドは香港の小さな島である長州(Cheung Chau)島の小規模店舗で、饅頭祭(Da Jiu Festival)に伴う毎年3日間の菜食期間はベジタリアンメニューに切り替わる。

 マクドナルドはまた、鶏の胸肉よりもも肉を好む中国人の味覚にも素早く対応し、中国で提供するチキンのハンバーガーは、もも肉使用に切り替えている。(c)Relaxnews/AFPBB News