【5月15日 AFP】2011-12シーズンのイングランド・プレミアリーグで優勝を果たしたマンチェスター・シティ(Manchester City)のカルロス・テベス(Carlos Tevez)が14日、同日行われた優勝パレードで、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のアレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)監督の墓碑を連想させるボードを掲げ、新たな騒動の火種を撒いた。

 同じマンチェスターに本拠地を置くユナイテッドとのタイトル争いを制したシティの優勝パレードに参加したテベスは、オープンバスから墓碑を連想させるようなボードを掲げ、ボードには「RIP Fergie(ファーガソン監督よ、安らかに眠れ)」と書かれていた。

 その後、シティはファーガソン監督に謝罪する声明を発表し、テベスは「侮辱するつもりはなかった」とコメントしている。

 テベスがユナイテッドを退団してシティに移籍した2009年にファーガソン監督は、シティに敗北を喫する可能性について問われ、「自分が生きている間はない」と答えていた。

 テベスはシーズン序盤の2011年9月に行われた欧州チャンピオンズリーグ2011-12(UEFA Champions League 2011-12)、グループリーグ第2節のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)戦で、途中出場を拒否したとしてロベルト・マンチーニ(Roberto Mancini)監督の怒りを買い、数か月間チームを追放されていたが、マンチーニ監督と和解後は優勝を争うチームで重要な役割を担っていた。

 13日に行われた11-12シーズン最終第38節では、ユナイテッドが1-0でサンダーランド(Sunderland AFC)に、シティが3-2でクイーンズ・パーク・レンジャーズ(Queens Park Rangers、QPR)にそれぞれ勝利し、得失点差で上回るシティが44年ぶりのリーグ優勝を果たした。(c)AFP

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