【4月27日 AFP】男子テニス、バルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2012)は26日、シングルス3回戦が行われ、ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)、アンディ・マレー(Andy Murray、英国)、錦織圭(Kei Nishikori)らが準々決勝に駒を進めた。

 2003年大会で現在デビスカップ(Davis Cup 2012)のスペイン代表を率いるアレックス・コレチャ(Alex Corretja)氏に敗れて以降、同大会では無敗を誇るナダルは、コロンビアのロベルト・ファラ(Robert Farah)を6-2、6-3で退けて大会連勝記録を31に伸ばし、通算戦績を32勝1敗とした。

 ナダルは、22日に行われたモンテカルロ・オープン(Monte Carlo Masters 2012)の男子シングルス決勝でノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)を下して大会8連覇を達成しており、今シーズンの通算戦績を24勝3敗としている。

 世界ランク66位のファラとの試合を振り返ったナダルは、「滑り出しは良かったけれど、第2セットは難しかった。現在は準々決勝に進出できて前向きな気持ちになっているが、明日の試合はもっと厳しくなるだろう」と語った。

 ナダルは準々決勝で第5シードのヤンコ・ティプサレビッチ(Janko Tipsarevic、セルビア)と対戦する。

■錦織、マレーもベスト8入り

 大会第2シードのマレーは6-1、6-2でコロンビアのサンティアゴ・ヒラルド(Santiago Giraldo)を下し、前週のモンテカルロ・オープンに続き大会8強入りを果たした。

 出場した過去3回のバルセロナ・オープンで1勝しか挙げていないマレーだが、今大会ではすでに2勝を挙げており、今シーズンの通算戦績も25勝5敗としている。

 約1か月後に開幕を控える全仏オープンテニス2012(French Open 2012)に向けて弾みをつけたいマレーは、第11シードのミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)と準々決勝で対戦する。

 3回戦で第6シードのニコラス・アルマグロ(Nicolas Almagro、スペイン)を6-3、6-3で破ったラオニッチは、3月に行われたソニー・エリクソン・オープン2012(Sony Ericsson Open 2012)の3回戦でマレーと対戦する予定だったが、負傷により大会棄権を余儀なくされている。

 大会第8シードの錦織圭は7-6、6-3で第17シードのアルベルト・ラモス(Albert Ramos、スペイン)に勝利した。

 その他の試合では、第3シードのダビド・フェレール(David Ferrer、スペイン)が6-0、6-2でスペインのアルベルト・モンタネス(Albert Montanes)に、第7シードのフェリシアーノ・ロペス(Feliciano Lopez、スペイン)が6-3、6-1でフィンランドのヤルコ・ニエミネン(Jarkko Nieminen)に、それぞれ勝利している。(c)AFP/Scott Williams