【4月25日 MODE PRESS】伊ブランド「フルラ(FURLA)」が主催する文化的プロジェクトの継続と国際的な発展のため2008年に設立した「FURLA財団(Fondazione FURLA)」が、世界的に活躍する女性アーティスト、マリーナ・アブラモヴィッチ(Marina Abramovic)による展覧会『The Abramovic Method』のドキュメンタリー制作をサポートした。

 2009FURLA芸術賞のパトロンでもあるマリーナは、1970年代初頭に旧ユーゴスラビアのベオグラードでデビューしたアーティスト。肉体をテーマや媒体とした先駆的なビジュアルアート作品の数々を生み出し、世界の主要美術館で作品展を行なうほか様々な大規模エキシビションにも出品している。

 3月21日から6月10日までミラノのPAC(the Pavillion of Contemporary Art)で開催している『The Abramovic Method』は、インタラクティブなインスタレーションなどを通じて、「パフォーマンスは観衆がいなければ何の意味も持たない」というマリーナの考えを探求するものだ。ジアダ・コラグランデ(Giada Colagrande)によって撮影されたそのドキュメンタリーでは、プロジェクトの全貌を明かすほか、実際にマリーナと関わり合いながらパフォーマンスを体験した参加者の精神的及び肉体的の改革を捉えている。
 
 今回の支援に関してFURLAのジョヴァンナ・フルラネット(Giovanna Furlanetto)代表取締役社長は「私達はこのプロジェクトと非常に優れた才能を持った素晴らしいアーティスト、マリーナをサポートできる事を光栄に思っています。また、ジアダ・コラグランデのディレクターとしての高い感性によって『The Abramovic Method』がより多くの人々に受け入れられることになるでしょう」と語った。(c)MODE PRESS

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