【2月17日 AFP】米航空機大手ボーイング(Boeing)の新世代旅客機「ボーイング787ドリームライナー(Boeing 787 Dreamliner)」が9日、米大陸の上空に19時間かけて巨大なボーイング社のロゴマークを描き出した。――もっとも、視認できるのは飛行計画の画像上だけだ。

 同社によると、これは長時間飛行の耐久テスト。同社生産拠点のワシントン(Washington)州シアトル(Seattle)を出発した787機は、まず数字の「7」を描くべく2回の直線飛行を行い、それからロッキー山脈(Rocky Mountains)上空を「787」の形に飛行した。

 続いて、2つの巨大な円を描いた後、これを突き抜ける細長い図形と翼の形に飛行。5州の上空にまたがる巨大なボーイング社のロゴマークが出現した。「787」とロゴマークの全長は、シアトルからアイオワ(Iowa)州東端まで2600キロに及ぶ。

 空を見上げても見ることはできないこの数字とマークだが、航空便の運航情報サイト「フライトアウェア(FlightAware)」では、地図上にはっきりと浮かび上がる姿を確認できる。(c)AFP