【11月16日 AFP】(記事更新)2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)アジア3次予選は15日、各地で行われ、オーストラリアが最終予選進出を決める一方で、韓国がレバノンに敗れた。

 3次予選初戦から3連勝を飾るも、11日のオマーン戦を0-1で落としたオーストラリアは、敵地バンコク(Bangkok)でタイに1-0で勝利した。後半31分にブレット・ホルマン(Brett Holman)が決勝点を挙げたオーストラリアは勝ち点を12に伸ばし、日本、ウズベキスタン、ヨルダンに続いて最終予選進出を決めた。

 一方、敵地ベイルート(Beirut)でレバノンと対戦した韓国は1-2で敗戦を喫した。9月2日にホームで行われた同一カードの対戦で6-0と大勝している韓国は、前半5分にアリ・アル・サーディ(Ali al-Saadi)に先制点を許し、レバノンに試合の主導権を握られた。

 韓国は同20分に具滋哲(Koo Ja-Cheol、ク・ジャチョル)のゴールで同点に追いついたものの、同32分にアバス・アリ・アトウィ(Abbas Ali Atwi)のペナルティーキック(PK)でレバノンに決勝点を奪われた。

 この結果、レバノンと韓国が勝ち点10でグループBの首位に並び、アラブ首長国連邦(UAE)に2-1で勝利したクウェートが勝ち点8の3位につけて最終予選進出に望みをつないでいる。

 すでに最終予選進出を決めている日本は、予選敗退が決まっている北朝鮮と平壌(Pyongyang)の金日成競技場(Kim Il-Sung Stadium)で対戦した。

 試合前に演奏された日本国歌に北朝鮮サポーターが大きなブーイングを浴びせ、退場者1人を含む両チーム合計9枚のイエローカードが出るなど、終始緊迫した空気に包まれていた試合は、後半5分のパク・ナムチョル(Pak Nam Chol)の得点が決勝点となり、日本は0-1で敗れた。

 同日行われたそのほかの試合では、ヨルダンに3-1で勝利したイラクが最終予選進出を決め、中国は4-0でシンガポールに勝利したものの3次予選敗退が決まった。また、インドネシアに4-1で勝利したイランも、バーレーンとカタールの試合が0-0で引き分けに終わり、最終予選進出を決めている。(c)AFP