【10月30日 AFP】(写真追加)11-12フィギュアスケートGPシリーズ第2戦スケート・カナダ(2011 Skate Canada International)は29日、オンタリオ(Ontario)州ミシサガ(Mississauga)のハーシーセンター(Hershey Centre)で男子シングル・フリースケーティング(FS)が行われ、ショートプログラム(SP)で3位につけていたカナダのパトリック・チャン(Patrick Chan)が合計253.74点で優勝した。

 2011世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2011)覇者のチャンは、地元カナダの観衆の前で4回転トーループは失敗したものの、もう一つの4回転ジャンプを成功させ、FSで首位の170.64点を獲得し、スケート・カナダ連覇を達成した。

 SPで首位だったハビエル・フェルナンデス(Javier Fernandez)は、FSで2位となる165.62点を記録し、合計250.33点の総合2位でスペイン出身選手としてはグランプリシリーズ初の表彰台入りを果たした。SPで2位につけていた高橋大輔(Daisuke Takahashi)は、FSで3位となる153.21点を記録し、合計237.87点で総合3位に終わった。

 女子シングルでは、SPで首位に立ったロシアのエリザベータ・トゥクタミシェワ(Elizaveta Tuktamysheva)がFSで2位につける117.81点を獲得し、合計177.83点としてシニアクラス(15歳以上)デビュー戦でのGPシリーズ制覇を遂げた。

 2位には、SPで4位につけてFSでは首位となる117.81点を獲得し、合計172.26点とした鈴木明子(Akiko Suzuki)が入り、3位には合計165.48点で米国のアシュリー・ワグナー(Ashley Wagner)が続いた。

 また、ペアではロシアのタチアナ・ボロソジャー(Tatiana Volosozhar)/マキシム・トランコフ(Maxim Trankov)組が合計201.38点で優勝を飾り、2位には合計180.82点で中国の隋文静(Wenjing Sui) /韓聰(Cong Han)組、3位には合計174.84点でカナダのメーガン・デュアメル(Meagan Duhamel)/エリック・ラドフォード(Eric Radford)組が続いた。

 SPで3位につけていた日本の高橋成美(Narumi Takahashi)/マービン・トラン(Mervin Tran)組は合計169.41点で4位に終わった。(c)AFP