【10月26日 AFP】北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議の再開を目指した米国と北朝鮮の直接協議は、25日終了した。米代表団を率いたスティーブン・ボズワース(Stephen Bosworth)北朝鮮担当特別代表は会見を開き、6か国協議再開への自信を示した。

 退任が決まったボズワース氏と後任に決まっているグリン・デービス(Glyn Davies)氏は、スイスのジュネーブ(Geneva)で、北朝鮮の金桂寛(キム・ゲグァン、Kim Kye-Gwan)外務次官率いる北朝鮮代表団との2日間の直接協議に臨んだ。

 ボズワース氏は、合意にはさらなる時間が必要だが、両者はいくつかの相違点を縮めることができたと前置きし、「両者のたゆまぬ努力で、6か国協議再開に向けた公式な交渉に移行する上での妥当な基礎に到達できるものと確信している」と述べた。

 一方、韓国聨合(Yonhap)ニュースによると、金次官は「大きな進展があった。われわれは(7月にニューヨークで行われた)第1回協議で合意したように、米朝関係改善に向けて信頼構築に重点を置いた協議を行った」と述べた上で、残りの懸案事項を話し合うための第3回協議を行うことで両国が合意したことを明らかにした。(c)AFP/Hui Min Neo