【9月26日 AFP】ニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)仏大統領(56)との結婚の決め手は、大統領の「信じられないほど豊富な花の知識」だった――カーラ・ブルーニ(Carla Bruni-Sarkozy)仏大統領夫人(43)が、英ラジオBBCワールド(BBC World Service)とのインタビューで明かした。

 27日放送予定のインタビューの中でカーラさんは、ベルギー人インタビュアーのクリスティーヌ・オクラン(Christine Ockrent)氏に、「彼はあらゆる花のラテン名を知っていて、とても感銘を受けた」と語った。「エリゼ宮(Elysee Palace、大統領府)の庭園を歩きながら、チューリップやバラについて詳しく説明してくれた。それで思ったの。『絶対、この人と結婚しなきゃ。彼は大統領だし、花のことも何でも知っている。なんてすごいの!』」

 10月末に出産を控えているカーラさんは、妊娠について語りたがらない理由を、縁起担ぎを大事にする自分の性格や「フランス人にとってはまるで興味がない話だから」だと説明。大統領との結婚は夫妻双方にとって「すごくロックンロール的だ」と語った。

 その一方で、サルコジ大統領は多忙なスケジュールに追われストレスが多いことから、めったにない2人きりの時間は「静かでリラックスした生活」を送るよう心がけていることも明かした。

 シンガー・ソングライターとしても活躍するカーラさんは長年、左派支持者だった。このため、カーラさんが保守派のサルコジ大統領と結婚したことに眉をひそめる人々も少なくなかったが、カーラさんは、米国基準からみればサルコジ大統領は「ほとんど左派の民主党」と同じだと話した。

 過去に2回結婚しているサルコジ大統領には、14歳、25歳、26歳の息子がいる。(c)AFP