【9月21日 AFP】米パンド・ネットワークス(Pando Network)が20日に発表した、世界のインターネットの平均ダウンロード速度の調査で、韓国が世界のトップになった。

 韓国の平均ダウンロード速度は2202Kbpsだった。2位以下5位までは、ルーマニア(1909KBps)、ブルガリア(1611KBps)、リトアニア(1462KBps)、ラトビア(1377KBps)と東欧諸国が並んだ。続いて、日本が1364KBpsで6位、以下10位まではスウェーデン(1234KBps)、ウクライナ(1190KBps)、デンマーク(1020KBps)、香港(992KBps)だった。

 平均ダウンロード速度が世界で最も遅かったのはコンゴ民主共和国(旧ザイール、13KBps)、中央アフリカ共和国(14KBps)、コモロ連合(23KBps)だった。

 米国は世界平均の580KBpsよりもわずかに速い606KBpsで26位。フランスは604KBps、英国は599KBps、カナダは579KBps、中国は245KBpsだった。

 パンドのロバート・レビタン(Robert Levitan)社長はプレスリリースで「(調査によって)明らかになった差は驚きだった。平均ダウンロード速度は先進国が開発途上国を上回るものだが、米・英・仏・中・カナダといったビッグネームは上位に入らず、むしろインフラ開発に力を入れ、地理的条件にも恵まれているためにインターネットの接続性が高い東欧諸国などが高速だった」と分析している。

 この調査は、今年1~6月に世界224か国・地域のコンピューター2000万台で行われた2700万回のダウンロードに基づいている。ウェブサイト「chartsbin.com/view/2484」では世界地図の上にマウスのポインターを置くと、各国・地域の平均ダウンロード速度を見ることができる。(c)AFP

【参考】chartsbin.com/view/2484