【9月15日 AFP】英イングランド北東部ダーリントン(Darlington)市当局は14日、市内の交差点で9日に大渋滞を起こした信号機の故障の原因について、「1匹のはぐれナメクジのしわざだった」と発表した。

 問題の交差点は交通量が多く、信号が点灯しなくなったことで行き交う車は大混乱に陥った。地元当局が派遣した技師が故障原因特定のため信号機の制御ボックスを開けてみると、中で1匹のナメクジが死んでいたという。

「どうやってかは知らないが、制御機構に這い込んだナメクジが基板の上で焼け死に、回路をショートさせたようだ」と地元議員。「いつから制御ボックスの中にいたのかは不明だ。既にナメクジが死んでしまった以上、もう事情を聴くことはできないね。それに、残念ながら、はぐれナメクジが市内の信号機を壊そうとするのを取り締まる法律は作れない」と、冗談交じりに語った。

 故障した信号機は、制御ボックスのフタがしっかり閉められ、今は正常に機能しているそうだ。(c)AFP