【6月28日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2011)は27日、英ロンドン(London)で女子シングルス4回戦が行われ、前回大会覇者のセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)、5度の大会優勝経験を持つヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)、そして大会第1シードのカロリーネ・ボズニアツキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)の3選手がトーナメントから姿を消す波乱が起きた。

 負傷や病気の治療のため、約1年ぶりの競技復帰を果たしたばかりだった第7シードのセレーナは、第9シードのマリオン・バルトリ(Marion Bartoli、フランス)に3-6、6-7で黒星を喫し、そのセレーナの姉で、第23シードのヴィーナスは、第32シードのツベタナ・ピロンコバ(Tsvetana Pironkova、ブルガリア)に2-6、3-6で敗れた。そして、世界ランク1位のボズニアツキは、第24シードのドミニカ・チブルコワ(Dominika Cibulkova、スロバキア)に6-1、6-7、5-7で敗戦を喫し、初の四大大会(グランドスラム)制覇は次回以降に持ち越しとなった。

 2回戦で全仏オープンテニス2011(French Open 2011)覇者の李娜(Na Li、リー・ナ、中国)を下したザビーネ・リシキ(Sabine Lisicki、ドイツ)は、ぺトラ・チェトコブスカ(Petra Cetkovska、チェコ)を7-6、6-1で下し、ベスト8進出を決めた。サーブで時速123マイル(時速約198キロ)の最高速を計測したリシキは、8本のサービスエースを決めている。

 また、第5シードのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)は、第20シードの彭帥(Shuai Peng、ポン・シュアイ、中国)を6-4、6-2で、第4シードのビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka、ベラルーシ)は、ナディア・ペトロワ(Nadia Petrova、ロシア)を6-2、6-2で下し、それぞれ準々決勝進出を決めている。(c)AFP/Rob Woollard