【5月19日 AFP】風変わりな場所で腹ばいに横たわる写真を撮り、インターネットに投稿する「プランキング(planking)」という遊びで前週死者が出たオーストラリアで18日、20歳の若者が走行中の車の上から落ちて意識不明となった。

 地元メディア報道によると、この男性は、高速で走る車のルーフ上でプランキングを試みていたとみられる。一方、「カーサーフィン」をしていたとの報道もある。男性は重体で、意識が戻るかどうかは不明という。

 プランキングは、変わった場所や時には危険な場所で腹ばいになり、体をまっすぐ伸ばした状態で写真や動画を撮影してSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)サイトに投稿する遊び。オーストラリアでは最近大流行していたが、15日にブリスベーン(Brisbane)で7階のベランダでプランキング中の男性が落下死するという事故が起きたばかりだった。

 意識不明の男性の父親は、地元紙ブリスベーン・クーリエ・メール(Brisbane Courier-Mail)に対し、息子の事故はブームに乗ろうとしている若者たちへの痛烈な警告だと述べた。 「インターネットやフェイスブック(Facebook)は恐ろしい。若い連中のこのような行動を助長してしまうのだから。若者は、その行動がどんな結果を招くかなど考えないんだ。ただ楽しいからやる。何が起きるかなんて想像もせず…そして、こんなことになる」

 同国では、クイーンズランド(Queensland)州でも20代の男性3人が走行中の車の上で「プランキング」をしたとして、迷惑行為で起訴されている。現地当局者は、「彼らの知性と自己防衛本能の低さに驚くしかない」とコメントしている。(c)AFP