【3月24日 AFP】韓国人の約7割が、北朝鮮の脅威に対峙(たいじ)するためには核兵器が必要だと考えている、との調査結果が23日明らかになった。

 韓国のシンクタンク、峨山政策研究院(Asan Institute for Policy Studies)が1000人を対象に行った電話調査によると、韓国には原子爆弾が必要だとの回答は68.6%に上った。反対は28.9%だった。

 また、1992年に撤去された在韓米軍の核兵器を再配備するべきかとの質問には、67.3%が賛成、30.1%が反対と答えた。

 非核保有国の韓国では、北朝鮮による度重なる挑発行為を受け、一部の保守派政治家から独自の核開発プログラムの必要性や、米軍の核兵器再配備を求める声が上がっている。

 韓国と北朝鮮の間では、92年に「朝鮮半島の非核化に関する共同宣言」が発効している。(c)AFP