【2月25日 MODE PRESS】ファーストリテイリング(Fast Retailing)は23日、国連難民高等弁務官事務所(United Nations High Commissioner for RefugeesUNHCR)と難民問題に関して全面的な協力体制を組み、世界的なパートナーシップを締結したことを発表した。UNHCRが企業と協力関係を結ぶのは、米ナイキ(NIKE)やマイクロソフト(Microsoft)などに続いて6件目で、アジア企業としては初となる。

 活動の一環として、6月から同社が手がける「ユニクロ(UNIQLO)」にインターンとして難民を受け入れる。海外から日本に逃れ、国内に居住している難民が対象となり、約1か月の研修で職業体験の場を与え、希望によって選考試験を実施、社員登用の道も開かれる。また、ファーストリテイリングの従業員を海外難民キャンプに派遣し、支援活動を体験させる機会も設ける。

 これまでもリサイクル商品を難民に寄贈するなど積極的な取り組みをしてきた同社。今回の発表により、さらなる社会貢献や人材育成などに力を入れていく。(c)MODE PRESS

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