【1月30日 AFP】中東カタールで開催されたサッカー・アジアカップ(Asian Cup)は最終日の29日(日本時間30日未明)、首都ドーハ(Doha)のハリファ・スタジアム(Khalifa Stadium)で日本とオーストラリアによる決勝を行い、日本が1-0でオーストラリアを下して優勝した。

 日本は延長後半4分に途中出場の李忠成(Tadanari Lee)が先制点を挙げ、これが決勝点となった。オーストラリアのアジアカップ初制覇の夢は実現しなかった。

   日本が同大会で優勝したのは1992年、2000年、2004年に続く2大会ぶり4度目。日本は2013年にブラジルで開催されるコンフェデレーションズカップ(Confederations Cup)の出場権も手にした。

 日本のアルベルト・ザッケローニ(Alberto Zaccheroni)監督は、「素晴らしい勝利だ。このチームは最高のチームだ。チームが一丸となり、あれほど強いチームに勝ってタイトルを手にした」と述べた。決勝点を挙げた李については「彼はやってくれると思っていた。ベンチでスタートした選手もピッチで結果を出せるのが、このチームの素晴らしいところだ」と喜びを語った。

 敗れたオーストラリアのホルガー・オジェック(Holger Osieck)監督は「チャンスはあったので、2位に終わり非常に残念。しかし、私はこの大会で素晴らしいパフォーマンス、素晴らしい姿勢を見せたオーストラリアの選手たちを誇りに思う。彼らの努力が結果につながらなかったのが残念だ」と語った。(c)AFP/Martin Parry

【写真特集】サッカー歓喜の日本代表、アジア杯4度目の頂点