【1月13日 AFP】訪日中のロバート・ゲーツ(Robert Gates)米国防長官は13日の日米防衛相会談で、米国製戦闘機の導入を検討するよう日本側に勧めた。米国防省の高官が明らかにした。

 北沢俊美(Toshimi Kitazawa)防衛相との会談でゲーツ長官は、自衛隊の次期主力戦闘機として「米戦闘機3機の導入を検討してはどうかと提案」した。同長官はF-35ライトニングII(Lightning II)、F/A-18ホーネット(Hornet)、F-15イーグル(Eagle)の3機種を挙げ、米国防省から各機種の利点に関する分析も提供できるともちかけたという。

 日本は当初、老朽化が進むF-4EJ戦闘機の後継として、ステルス戦闘機「F-22ラプター(Raptor)」の導入を目指していたが、同機の輸出は法律で禁じられている上、米政府はラプターの生産を中止する計画を発表している。

 防衛省はF-15FXF/A-18の米国製戦闘機と、欧州製のユーロファイタータイフーン(Eurofighter Typhoon)を次期主力戦闘機の候補として検討している。(c)AFP