【12月8日 AFP】ファッションブランド「ヴェルサーチ(Versace)」創始者ジャンニ・ヴェルサーチ(Gianni Versace)の死にマフィアが関連していたと主張する書籍「Metastasi」が出版された。

 ジャンニは、1997年にマイアミ市内で射殺されたが、これまでマフィアとの関連性が調査されたことは無かった。しかし書籍「Metastasi」では、ジャンニとマフィアの間には繋がりがあったとメンバーが主張。ジャンニの出身地カラブリア州はマフィア「ヌドランゲタ('Ndrangheta)」の拠点でもある。

 ジャンニの兄で現ヴェルサーチ会長のサント・ヴェルサーチ(Santo Versace)はテレビのインタビューに対し、書籍の内容は「全くの偽りだ」と否定。「ご存知のように、ヴェルサーチは不正資金のマネーロンダリングや薬物の売買に関与したことはありません」と語った。(c)AFP