【12月4日 AFP】米国と韓国は、3年間暗礁に乗り上げていた自由貿易協定(FTA)の批准に向けた交渉で合意した。バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領はアジア地域における米国のリーダーシップを強化するはずみになると期待している。

 合意は、5年以内に米韓間の関税の95%以上を撤廃するというもの。米自動車業界が輸入増への警戒感を示したことを受けて、関税撤廃をよりゆるやかに進めることで合意した。米ワシントンD.C.(Washington D.C.)郊外で4日間にわたって交渉が行われていた。

 米国にとっては94年発効のカナダ、メキシコとの北米貿易協定(NAFTANorth American Free Trade Agreement)以来の大規模な貿易協定となる。

 米韓FTAは両国議会での批准を受けて発効する。(c)AFP/Shaun Tandon